関先生とマンツーマンレッスン!
2012年 07月 29日
事務局の松下です。

さて、7/20にUPした「パールを使って贅沢に!」
のブログは見ていただけましたか?
本部講師の関先生の作品を紹介したのですが、
「松下さんの作品はいいから、関先生の作品のレシピを紹介して!」

という声が聞こえてきました!
いやいや、皆さん。僕の作品はいいからって・・・


しかーし、求められば応えてしまうサービス精神旺盛な私は、皆さんの熱いご要望に応え、関先生からレシピを伝授して参りました。

それでは今日も張り切って、日本選手の応援もしつつ、レシピブログ、スタートです!
まずは、リングの型紙を準備(計2枚)。
型紙が要るんですか?そう!要るんです。

リングは完成サイズ10号、制作時14号で制作します。
紙をワークマットに置いて、ざっくりと15号の所に印を付けます。


あとは写真のような形に線を描き、二つ折りにして左右対象にカットしてください。
右の写真の一マスは5mmです。


銀粘土20gを片側が太いひも状にのばし、1mm厚にのばします。
上の広い部分にテクスチャーシートペアで模様を付けましょう。
模様を転写する時は、オイル(食用油)を塗るのを忘れずに!


スチールスクレイパーでカットします。
カーブしている部分はカットツールの方が作業しやすかったです!
ふせん紙を巻きつけた木芯棒に銀粘土を巻き付けていきます。
最初に細い方を木芯棒にくっつけて、巻き付けます。
模様はリングの内側に来るようにしています。
銀粘土を1周巻き付けて、折り返すと模様を転写した面が表側に来ますよ。


ポイントは、「センスよ!!」だそうです。

ドライヤーで10秒程度乾かしてから作業すると、形を整えやすいと思います!
一旦乾燥して、形を整えます。
この後にも花びらを接着していきますが、1枚づつ接着、乾燥、整える工程を繰り返します。
時間は掛かりますが、確実に隅々まできれいな作品が出来上がります。

お気付きだとは思いますが、幅の細い部分はリングの腕になります。
腕の幅は、1枚目が7mm幅、2枚目は4mm幅になっています。
花びらの形は同じですよ!


1枚目とは巻く方向を逆に、2枚目を巻き付けていきます。
腕の幅が異なる平板2枚重ねになるんですね。
花びらは1枚目と同様に形を整えていきましょう!



模様を転写した銀粘土を28×15mmの長方形にカットします。
これもバランスを取りながら3枚目の花びらとしてくっつけます。
腕の部分とはスパチュラでしっかり馴染ませてください。



石枠はOSPで接着(点付けができます。便利)。
花びらの縁にペーストタイプで「花銀」を接着します。
関先生曰く、「花銀があった方が奇麗でしょ!」
忘れがちな花銀の存在。これはアートクレイならではですからね。

完全乾燥後、焼成。
花びらが複雑に入り組んでいるので、バレル研磨機で研磨して、腕の部分を鏡面に仕上げたら完成!
ですが、さらにスパイスを!
使用するのはメッキペン「PROMEX]。
花びらに金メッキをかけます。
完成品はコチラ!


K24とレッドゴールドでメッキしています。
特にレッドゴールドは時間が経過すると赤みが掛かってきてキレイになると思います。
メッキペンは薄いメッキ膜なので、リングのような摩擦が多い作品には不向きですが、この作品ならその心配はないですね!
いやー、関先生のアイデアの豊かさにはビックリしました!

そして皆さま、今後もレシピ希望の作品をどしどしご要望くださいね!
それではまた次回のブログで!
